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まるでホテルのロビーのような玄関に

水まわり工事、内装工事・・・本当に様々なリフォーム工事の依頼がありますが今回頂いたお話は「ストーンレリーフ」という石材を取り入れておしゃれな玄関ホールをデザインしてほしいというご相談。

 

ストーンレリーフはバリで職人さんが手作りさせている石材。

インターネット上では、小さいオブジェ的なものはあるものの大きいものはオーダーして作成していただくもののようです。

ストーンレリーフそのものはお客様が直接オーダーしてくださるとのことだったのですが、何せ私も職人さん達も扱った

ことのない素材です。

コロナ渦の中、製作にも時間がかかったようで最初にご相談を受けてからほぼ1年越しで実際の計画がスタートしました。

 

 

こちらの正面の壁にメインのストーンレリーフを入れる予定。

こんなイメージパースでデザインをご提案しました。気に入っていただいたので、こちらのデザインをもとに実際の施工に入りました。

レリーフの大きさは幅60センチ×縦120センチ。

重量もかなりあり、男性2人がかりでようやく持ち上がる重さです。もちろん簡単に壁に固定することもできないので、大工さん、タイルやさんとも相談しながら壁の中に埋込み方法をとりました。更に木製の押縁で落下などないように固定しています。

 

 

入って右側の壁は天然石のボーダータイル貼り。名古屋モザイクタイルの「スティックストーン」

コーナーやドアに合わせて職人さんがタイルをひとつずつカットして丁寧に納めていきます。

入って左側の壁と床は大理石調の600角の光沢のある大判タイル貼り。アドヴァンの「セラミカギヤマンテ」

框もオーダーで作成したので一体感のあるすっきりした仕上がりになりました。

そして正面、ストーンレリーフのまわりはエコカラット貼り。ストーンレリーフの質感とエコカラットのマットな質感がよくあってレリーフの美しさを引き立ててくれました。

 

イメージ通りの仕上がりにとても喜んでいただきました!玄関が家の中で1番よい場所になったかも~と奥様。

 

玄関ドアを開けたら思わず深呼吸してしまいそうなくつろぎの空間があるというのは何ともうらやましいです。念願かなって素敵な玄関にしあがってよかったです。

 

あらためて、「タイル」という素材の素晴らしさを実感した現場でもあり、ご提案の幅を広げることができました。