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コロナが教えてくれたこと

緊急事態宣言が解除されて、また少しずつ日常生活が戻ってきました。

寒くなると第6波がきてしまうのか、ワクチンの効力が切れたらどうなるのか・・・。

先のことは予想ができず、今の状況下でできることをやっていくというのがほとんどの方の心持ちだと思います。

 

 

そんな中、今、ご主人の定年を間近に控えた50代後半~60代前半の方のリフォームのご相談が増えています。

もともとこの年代はライフスタイルが変わるのをきっかけにリフォームを検討される方が多いのですが、

どうもコロナをきっかけにそれが5~10年くらい前倒しになっている、そんな印象を受けます。

ご主人がテレワークで在宅することも多くなり、定年後の生活を否応なしに体験することになったのも

大きいと思います。

 

 

何となく想像はしていたけれど、実際は思っていたのとは少し違うかも?

 

・食事の支度はどうする?誰が担当する?

・洗濯物も増えたけれど、誰がどこに干す?取り込んだ洗濯物はどうする?

・お互いの気配は感じながら、ストレスなく気持ちよく過ごすにはどうしたらよいか?

 

 

日常生活の中で、逐一考える機会が増えたのです。

まだしばらく続くと思われるコロナ渦の生活の中、日々の小さいストレスの解消を先送りにするのではなく、早めに考えていこうとされているのが良くわかります。

 

今までだったら、何となくキッチンをきれいにしたいとか、対面キッチンにしたいとか、モデルハウスや雑誌などのシーンに憧れる傾向も多かったように思いますが、「うちのライフスタイルにはこれはいる、いらない」というかなりはっきりとしたご要望に変わってきています。こちらも生活提案がしやすくなって打合せ内容もより深く具体的なものになっています。

 

 

コロナによって、私達の生活も制限されることも増えましたが、今後の生き方について考えるきっかけを教えてくれているのも確かなこと、良い方向に捉えていきたいです。