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収納は奥行きが浅い方が使いやすい

リフォーム時の多いご要望のひとつが「収納スペースを増やしたい」ですが、物を入れるスペースだけ増やしてもなかなか部屋の中は片付きにくいもの。

間取り図でいう「物入」とか「納戸」と呼ばれるスペースは何となく普段使わないものが入っている開かずの扉に部屋になってしまっていることも少なくありません。

 

収納スペースは入れるものに合わせた奥行きのものがあると使いやすいし、リビングやキッチンなど細かく、頻繁に出し入れするものが多い場所は奥行きの浅い収納が使いやすいです。

【BEFORE】以前は窓下にカウンターがあり、色々な収納キャビネットを並べていたスペース

【AFTER】リフォーム後は壁の段差を利用して奥行き30センチほどの大型収納をつくりました。

収納の奥行きは30センチほど。

すべて可動棚なので、入れる物の高さに合わせて動かせます。

 

30センチあるとA4ファイルなど書類も入ります。

またキッチンに近いところにあるので、パントリーとしても利用する収納になります。

 

食品のストックも奥行きが浅いほうが管理しやすいですね。

天井いっぱいまでの収納も壁紙と似たような色で仕上げると壁と一体化して圧迫感も少なくなります。

扉を開ければ中は大容量の収納。

 

本、CD、ピアノの楽譜まで入り、出し入れしやすくなりました。

造り付けの収納とワンポイントになる置き家具とうまく使い分けるとお部屋の中がすっきりしてきます。適材適所に入れるものに合わせた奥行きの収納をつくることを心がけたいです。