友人コーディネーターの皆様と日本橋高島屋で開催されている「北欧デザイン展」に行ってきました。
シンプルで機能的でありながら、素敵な北欧のデザインは個人的にもとても好きなインテリアテイスト。
今回は名作チェアや陶器、カトラリー、ガラス器など家具から生活雑貨にいたるまでたくさん北欧デザインの展示がありました。
それぞれの展示ももちろん素敵でしたが心惹かれたのは、家具、照明、小物がコーディネートされて空間展示のコーナー。
北欧では、誕生日や結婚時など人生の節目に長く使えるチェアを購入する習慣があるそう。
名作といわれるチェアはお手入れをしながら使っていけば何代も譲り受けることができるはず。
良い物を長く使うという精神性にも憧れます。
低いところにあるスタンドの灯りもとても心地よく感じます。1日の最後にこのチェアに座ってゆっくりコーヒーを飲む時間がとれたら・・・とても心豊かな暮らしが想像できます。
寒い冬が長い北欧では、部屋の灯りのデザインも秀逸です。日本人はどうしても上部からの灯りに頼りがちですが、スタンドの低い位置のあかりは心地よく、壁にあたったライトの影もデザインのひとつになることがわかります。壁紙もこのくらい色が入っていても落ち着いていてよいですね。
ダイニングテーブルの上には北欧デザインの食器とペンダントライト。
オブジェのように浮かびあがるライトは有名なルイスポールセンの「アーティチョーク」
羽が広がるデザインももちろん素敵ですが、テーブル面は明るく照らしながらどの角度からみてもまぶしくないグレアフリーという機能性も持っています。
展示会のタイトルにもある「ていねいに美しく暮らす」豊かさをじっくり堪能することができました。
会場の日本橋高島屋は、建物そのものが文化遺産。
入口の真鍮の大きな扉も毎日開け閉めしており、レールはピカピカに磨き上げられています。
歴史ある建物、これからも大切にしていっていただきたいです。
コメントをお書きください