
先日、千葉県立美術館に行ってきました。
企画展は「民藝」
それぞれの地域で培われてきた暮らしの中で生まれた道具や衣類。
そういう形や色、使い方になるのには理由があるのだなということがよくわかります。
様々な工夫を重ねて暮らしを楽しむ知恵は、今の私達の暮らしを豊かにすることにも通じます。
伝統的な工芸品も、カゴを作るための竹がとれなくなったり、技術を引き継ぐ後継者がいなかったりで継続していくのもなかなか大変そう。
良いものはぜひ形としても残していってほしいものです。
今年3月に佐倉の川村記念美術館が閉館になり、がっかりしましたが、こちらの千葉県立美術館の建物もなかなか素敵なのです。
建築家 大髙正人さん設計
昭和49年竣工なので50年経過している歴史のある建物。令和7年に登録有形文化財に登録されたそうです。

コンクリート斫り仕上の柱と照明。
勾配天井の大空間です。

コンクリート斫り仕上げの壁も趣があります。照明の光の陰影もきれいに映し出されます。

低い天井の通路を抜けた先に見える中庭の緑。
色と明るさのコントラストが見事です。
地元の美術館のよいところは、混んでいないので並ばずにゆっくり自分のペースで見れること。
椅子に腰かけてぼんやり過ごすのも時には良いものです。
また気になる企画展が合った時には訪れてみたい美術館です。
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