建築家 アントニン・レーモンドさんは、日本に素敵な建築を多く残しており、私も奥日光のイタリア大使館別荘や軽井沢の夏の家などこれまで様々な建物を見てきました。
今回は木下工務店の本店 ギャラリーエークワッドで開催されていた奥様のノエミ・レーモンドさんの作品展に行ってきました。
ノエミ・レーモンドさんはご主人と一緒に帝国ホテル建設の時に日本にいらしていて、その後戦前、戦後と日本の「和」のテイストを活かした家具、照明、和紙、テキスタイルなど様々なインテリアデザインを手がけられてきましたが、設計の仕事もされていたことはあまり知られていなかったようです。
ノエミさんが建築の設計からインテリアデザインまで手がけた作品は十数軒あるそうですが、その中の旧カニングハム邸には2年前に友人に誘われて音楽コンサートを聴きに行った建物でした。
こちらはそのときの画像です。
ピアノがあるフロアでも演奏を聴けますが、最初から「音楽を聴くバルコニーのある家」として設計されている住まい。障子や間仕切りなど和の建具もある空間でフローリング、壁、天井の木の仕上げ材が経年変化で落ち着いた雰囲気を醸し出しており、暖炉のある吹き抜け空間は音も2階のバルコニーまでよく届き、まさに見るのも聴くのも楽しめる空間でした。
1度空間を体験しているので図面や写真を見てもよくわかって大変興味深かったです。
また今でも住宅として住んでいらっしゃる旧伊藤邸の対談ビデオも拝見して、敷地や風景に対する配慮、使いやすい家事動線、アクセサリーなどを収納できる細かい引き出しのデザインなど生活に配慮する設計計画も共感できるものがたくさんありました。
時代が変わっても女性ならではの視点というのはありますね。
建築デザインの面白さを改めて考えるよい機会となりました。




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